栗山千明さん応援blog「GO!GO!C.K」(β版)

女優栗山千明さんの話題中心独善的blog。Thank you for access. This is the personal blog that assists in actress C.K(Chiaki kuriyama). This blog is Japanese version only . Since 2004.2.26

今、そこにある危機

エクレアの宝石箱さんのいい加減な記事に言いたいこと。 より【サブカルさーふぃん】アニメ 『図書館戦争』 人命をかけて守る本って?

杉並アニメーションミュージアム館長 鈴木伸一さんが書かれているblog記事だが、大きな誤解をされているようなので一言。

Wikipediaによればメディア良化法はメディア規制三法個人情報保護法人権擁護法・青少年有害社会環境対策基本法)をモチーフにしており、鈴木さんが書かれている

メディアにはテレビも、新聞もあるけどね…。

への対応としてはマスコミには放送禁止・訂正命令(この段階でTVも新聞もアウト)、インターネットではプロバイダーへの削除命令が出来る(2chも存在しないと思われる)と制定されているようです。

いわゆる「言論統制法」ですね。

ですから上記の言い訳は通用しません(苦笑)

そんなもん正化の世界では揚げたただけでタイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ!!されます(笑)

私が、この作品素晴らしいな!っと思っている背景には原作者有川浩さんが図書館に行かれたときにご覧になった日本図書館協会の綱領

図書館の自由に関する宣言(抄)

 図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。


第1 図書館は資料収集の自由を有する。

第2 図書館は資料提供の自由を有する。

第3 図書館は利用者の秘密を守る。

第4 図書館はすべての検閲に反対する。

図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

を読まれたことがきっかけでこの作品が生まれ出たと言うこと。

如何に言論統制法が制定されようとも、 図書館はすべての検閲に反対し、図書館の自由が侵されるとき、団結して、あくまで自由を守る!と声高らかに宣言されている。

この宣言を遵守し、実践するならば「図書館戦争」の世界観も存在しうると言うリアリティに痺れたわけです。

ちなみに・・国立国会図書館を除き、現在全ての図書館は地方自治体が運営しており、国家権力(法務省)が統括する良化特務機関とは相容れない存在であるということ、同じく地方自治体が管轄する警察が法務省検察庁という「お役所」ルートで言われたら「何も言えない」存在であることなどから「やむを得ず」武装化するという荒唐無稽かも知れませんが「あり得る」ことという点も見逃せませんでした。

何を守るために?という疑問については、それこそ鈴木さんの仰るような「マンガの本」でも一向に構わないのです(実際第六話ではアメリカのSF本一冊を巡って危うく市街戦突入)

ただ、鈴木さんを含めて(彼も杉並アニメーションミュージアム館長さんですから判っていただけると思いますが)我々は何かを誰かに伝えたいがためにこうやってblogなりミュージアムなりを運営しているわけであって、その自由を奪われる危機に何をすべきなのか?という命題は常につきまとっているのではないか?と考えるのですが如何でしょうか?

一例を引けば、現在杉並アニメーションミュージアムでは平日「遊星少年パピー」の放映をされていますが、当然今の放送基準に照らし合わせれば、放送するに不適切な表現というモノもあると思います。

その時、我々はどういった基準で提供すべきなのかという判断基準。

そして・・・ここに国家権力あるいは外部圧力が掛かった場合、鈴木さんあるいは杉並アニメーションミュージアムとしてあるいは自治体としての杉並区はどう対処すべきなのか・・・考えていかなければならないのではないでしょうか?

なんで、一女優さんのfanサイトがここまで考えて運営するかと申しますと・・・・

児童ポルノ法改正大筋合意 与党チームが会合

共同通信】 

こういう言論統制法が既に合意の上で成り立つ寸前であるという危機感に他なりません。

栗山千明さんに関して言えば

 神話少女 栗山千明

篠山 紀信 

について所持するだけで懲役刑の導入という最悪の事態となりかねません。

こういった現実の前に「アリエナイヨ~、こんなこと!」といつまで言えるか・・・暗澹たる思いがいたしました。