栗山千明さん応援blog「GO!GO!C.K」(β版)

女優栗山千明さんの話題中心独善的blog。Thank you for access. This is the personal blog that assists in actress C.K(Chiaki kuriyama). This blog is Japanese version only . Since 2004.2.26

「下弦の月~ラストクォーター」に関する考察2

下弦の月~ラストクォーター」の公開も11/5まで。

無理して熊本denkikan11:30の回に観に行った。

満員(@_@;)

レディスDay&祝日なのを甘く見たかな?(しかし、ラストエンペラー以来だったよ。立ち見が出る映画って)

男性4人しかいなかった(含む私)

★新たな発見(かどうかは(;^_^A アセアセ…)

俺とアイツは何度も一緒に人生を過ごしてきたんだ…でも、アイツは、カルマから逃げてしまった。残された俺は…新たな片割れを探す旅に出かけたんだ。目に見えることだけを信じてちゃ、扉は永遠に閉じたままだからな…

陣内孝則の台詞だから聞き流してたんだけど(おい!)、「俺」を「私」に言い換えると美月=さやかの側からのアダムに対しての痛烈な皮肉あるいは批判ともとれる。

カルマ:業(ごう)

★宿題ね…宿題

Bachさんからもキョーレツな疑問定義があった「美月が現世に戻ってくる理由」

今日観てて感じたんだけど、美月=さやかの生まれ変わりって考えるとなんとなく納得。

さやかって物凄く生への執着持って生きたと思うんですよ(生まれ変わってまでもアダムと逢いたいと願うしね)

美月自身もあれだけ現世に戻りたくない理由があるにもかかわらず、とても生き方が前向きに感じられて仕方がない。

辛気くさくないんだ。

もしかしたら…二階監督がこの役を栗山千明という女優に演じて貰いたかった理由はそのあたりにあるんじゃなかったのかな?

フォトメイキングブックで

あ、こういう表情も出来るんだ

っと語ってらしたことから推測。

結論:元々美月=さやかはどんなことがあろうと現世で生きたいと思う女性であった(爆)

既に結論があったと(;^_^A アセアセ…強引かなぁ?>Bachさん

★ワグナー

何度か観ているとオペラ(楽劇)を連想しちゃうんですよね>この映画

それぞれの舞台とエピソードって明確に分けてあるし。

第一幕第二場…みたいにね。

途中正輝を道化師の役で使ったりとか…

アダムの存在自体、以前書いたように歌劇「さまよえるオランダ人」のオランダ人船長そのものやし。

何度も繰り返し使われるテーマ「THE CAPE OF STORMS(Last Quater)」もそうだし。

ついでに、音楽で私が一番凄いと思うのは後半のイヴのピアノとアダムのギターの絡み!

何度聴いても鳥肌立っちゃう。

書いていると、どんどん二階健って男のシャイだが、けして逃げていない作品作りに好感が芽生えてくる。

けれど、一つだけ苦言を呈せば

「やっぱ『もう少しだけ』判りやすい伏線張ろうよd(^-^)ネ!」

願わくば、もう少しだけ銀幕で光り続けて欲しかったよね>下弦の月