「あずみ」が21カ国で公開。そして「あずみ２」
日本という国でチャンバラという剣劇を中心とした活劇が生まれてこの方、この二人ほどアンバランスなヒロインはいないと思う。
どちらも虫も殺さぬ美形。
しかし、どちらも暗殺者。
前作「あずみ」は一人でそのアンバランスな物語設定の重圧に耐えるしかなかった。
視線は全て主人公あずみに注がれる。
コミックの世界では許されるだろうが、映画というより視覚・聴覚に訴えるメディアに同じ設定が通じるのか？
プロデューサーの山本又一朗と監督・金子修介は考えた。
続編では・・通用しない
女と女の戦い・・それが全てだ
ここに初めてＣ．Ｋの名前が登場する。
キルビルでの圧倒的な存在感。
レーザービームのような視線。
シャープな身のこなし。
あずみの存在を殺すのではなく、より引き立て自身も輝く。
最も難しい役柄。
クランク・インを静かに待つ舞台は整い、長くて短い撮影の日々は始まる。
彼女達が演じる日本で最も美しく危険な暗殺者（Assassin）は、いったいどのような活躍を我々の前で繰り広げるのだろうか？
じっくりと待ってみようではないか。
