『コール~闇からの声~』感想
地味な番組でしたが、聴き応えありましたね。
C.Kの声を敢えて硬質な感じで捉えてて、それが経験の浅い児童相談所の新人ケースワーカー「らしさ」を演出していて良かったと思います。
演出の高倉真人さんはもしかするとNHK福岡局の方かな?
プロジェクトXなんかのディレクタとかもされているみたいです。
ただ、ちょっと苦言を呈せば、分厚い取材のバックボーンがあるからこそ、そこに自分なりのテイストを注いで欲しかった。
初めての演出ではなかったかな?と推測するんですが、それぞれのキャラクタがちょっと平凡というか・・・もう少し演出側を押し出しても、それに答える事が出来たと思うんです(C.Kを買いかぶっていることは百も承知の上で言いますけれども・・)
良い例がタンメンです(笑)
敢えて言おう!
福岡ではタンメンは食さない!!(爆)
ここがラーメンになるだけでも地方色が出てくるんですが・・・そこは地方の感覚を敢えて消して全国的なテーマで語りたかったのでしょう・・・と好意的に解釈(笑)
毛利甚八さんの作ということで、配慮があったのでしょうか?
こちらの原作者さんですよね?
だったら、もう少し後半の少年とC.Kの掛け合いの所の演出、どうにかならなかったかな?
辛口になりましたが、それだけ真剣に聴けたドラマだったと思います。
機会があればこれからも紹介させていただきます。