【六小夜】スタートラインじゃないし(;^_^A
NHK教育'00年4月『六番目の小夜子』
フジ系'02年12月28日『赤ひげ』
そして、今回が三度目の共演の鈴木杏ちゃんと山田孝之君。
六小夜fanとしては注目のドラマでしたが…これはちょっと…(;゜)ウッ!
なぜだろう?
二人とも体絞って(特に杏ちゃん頑張ってるねぇ…無理してるんじゃないかと心配になるくらい)きてて、体型や演技については成長の跡著しくて、安心してみていられました。
山田君。
巧くなったモンだ。
ドラマで鍛えられたって感じでしたね。
伊達に『電車男』やってきた訳じゃない。
杏ちゃん。
堂に入った演技。
なんでかっていうと…あ…ヘレンケラー…大竹しのぶさんとも共演済み。
目の見えないときの目線・表情を、あの年齢であそこまで演じられる女優さんって多分今日本で唯一。
この二人が揃ってて…なんか迫ってくるモノがなかったのは…
ズバリ…原作と演出。
なんでこんな原作採用したかな?って思ったら…これ、作者がフジテレビのドラマプロデューサー栗原美和子氏じゃん!(ペンネームは原夏美)
一言言わせてもらってイイですか?
「ワザとらしいラスト書くな!」
主人公が不治の病で最後死ぬ?
少なくとも、これで私は観る気30%減(x_x)
最後のあのラストは何???
なんで、ラスト近くで瞳(杏ちゃん)をあんなに泣き叫ばせた?
全然説得力ないし…。
人は死ぬ、ラストは救いない。
よくもまあ日本パラリンピック委員会があれだけ協力してくれたモンだ。
もっと彼らの生の生活環境を描かないと説得力ないですよ。
あれでは、エキストラの方々の代わりとして出演してもらった「だけ」ですよね?
もっと踏み込まないと…。
脚本の いずみ吉紘氏と演出河毛俊作氏も同罪。
なんで安っぽいお涙頂戴の話に持っていくの?
僕らが観たいのは、山田君と杏ちゃんの演技を通しての「スタートライン」を観たいのであって、決して人生の「ゴールライン」を観たいわけではなかったんですけど…。
視聴率が欲しかった?
でも、結局このドラマはこれで終わりでしょ?
「踊る…」や「電車男」みたく続編やスピンオフできないでしょ?
あれだけのキャスト使ってもったいないですよ。
本当にもう…どうしようもない原作に踊らされた二人が可哀想です。
スタートライン―盲目のスプリンター |
こんな原作紹介する価値もないが、悪書とはこんなもんだということで。
勿論私、フジテレビに喧嘩売ってる気ないんですが…あぁ!でも、なんで、誰があんな酷いドラマにしてしまったんだろう???