六小夜の栗山千明出演は恩田陸の要望
光の帝国―常野物語 | |
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C.K言うところの
「胸がきゅーん!」
状態。
な、なんで??
読んでる本人が一番驚く。
読んでて気持ちが響鳴(きょうめい)しているのを冷静に判断する自分がいたりして(^^ゞ
も、短編小説集の最初の章から恩田陸の手中にハマったというか…
いや…別に恩田さんの本を読まなかった訳じゃない。
ちゃんと「六番目の小夜子」から始まって「木曜組曲 」やら「三月は深き紅の淵を 」「球形の季節 」など一通り読んで、誤解を恐れず、反論を期待しつつ一言でこの人の作品を評すると…蒼臭い。
ロクな学生生活送ってなかったし、ロクな毎日過ごしてないので、文章の中で語られる言葉に一抹の空々しさを感じてしまっていたんだ。
なぜこの作品だけ彼女が語る言葉が私の胸に共鳴するんだろう?
他人とは違う能力を持った常野の人々への憧れなのか…
生き生きとした音楽描写に魅せられてしまったからなのか…
今まであんなに違和感のあった語り口が、ストーリーとピタリと噛み合って、絶妙のコラボレーションを繰り広げる。
映像描写の確かさは六小夜の時から折り紙つき。
後は…一気読みに注意!
なんで今まで読まなかったのか…不明を恥じつつの一冊。
tb:1030KEIさん…ね~なんででしょうな?不思議となじむモノがあります。