孤高の存在
De-View 2004年6月号 ■シリーズ第16回 はじめの一歩物語 ~栗山 千明~
ライターの渡邉裕美さん…ぐっじょぶ。
C.Kのオーディション落ちまくっていた頃の逸話を淡々とまとめた内容はリアリティあり。
さて、今日のお題はA GIRL LIKES CHIAKI KURIYAMA&Chiaki Kuriyama 4 Lifeにて話題の件なのだが…
まわりの温度と同調していないというか・・、
恋する者が発する熱を感じられず
「温度感」
って表現することでよろしいのかな?>お二人共。
で…私の意見
(下記6/2修正)
~群れの中の孤高~
私はそれこそ(周りとの違和感)こそがC.Kの最大の魅力であると思うのだ…。
恋人との温度感が伝わらない。
普通の恋愛映画だったら、そりゃあNGである。
女優失格である。
でも…敢えて私はC.Kだったら許されると思う。
むしろそうじゃなきゃこの映画の存在自体否定して構わないとさえ思ってしまう。
「六番目の小夜子」がそうだった。
私は最初見た時、C.Kにいい印象は確か持たなかったのだ(そうだ…思い出した(^^ゞ)
なんて演技が下手なんだろう…っとか思った気が(…>_<…)ごめん>C.K
それが…DVDで見直しながら徐々に彼女の演技を追う自分に気づく。
そうすると一気に彼女のオーラに引き込まれてしまうのである。
他人と馴れ合う自分。
けれど…自分は他人とどこか違う。
「六番目の小夜子」第九話より(出典miyamo氏site「扉を開いて」>thanks!)
「私は、みんなと同じただの14才なの。あなた達が思ってるみたいに特別な生徒じゃないし、そんな力もない。あなた達の言葉で傷つくし、悲しくだってなるわ!なのに・・・前の学校が進学校だったからとか、昔死んだ卒業生と同じ名前だからとか、そんなことでいちいち大騒ぎするのはやめて!!!」
この一言にC.Kの存在意義ってのが込められているんじゃないかとさえ思う。
ちなみに、原作者の恩田さん。
キャストについて注文が一つだけあったそうだ。
「津村沙世子は栗山千明さんで!」
恩田さんも気づいていたのだろうか?
彼女が孤高の存在であったことを。
ONLY ONE