AKI.DAC-U2704改トランス式USB DAC(試聴編)
さて、間違えてアップしちゃったトランス式USB DAC製作記事(苦笑)
蛇足とは思いつつ、どんなものかと説明しておきます。
皆さん音楽はどんな機器で聴かれますか?
最近はスマホに落として聴くって方が多いと思いますが、私の場合はパソコンです。
ここで問題なのが、パソコンの音声出力ってショボイってこと。
そこでDAC(デジタル-アナログ変換回路)を入れることで対応します。
× PC→アンプ→スピーカー
○ PC→DAC(パソコンからUSBケーブルで接続(電源はUSBから供給))→アンプ→スピーカー
このDACの部分を今回作ったわけです。
試聴してみます。
やはり最初はこれかな?
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一曲目「ルーレットでくちづけを」
9mm Parabellum Bulletの作詞作曲演奏(菅原卓郎はコーラスも)
かみじょうちひろの咳き込むようなドラムが聴きどころなんですが、これがマル聴こえ!
C.Kのボーカルが、がっつりディスプレイ上にイメージされて気恥ずかしい思い。
それほど音像定位がハンパない。
二曲目「コールドフィンガーガール」
一曲目の生きの良さから一転、気怠いPONTIACSの演奏と浅井健一のボーカル。
しかし、これ聴き込むと相当気合入った演奏。
C.K自身も気合入れて唄ってる様が見えるよう。
演奏の完成度からすると本アルバム中ベストと思われる。
三曲目「おいしい季節 (The Creamy Season)」
今は亡き東京事変の演奏。
またまた一転して、今の季節に凄くマッチする冷たさと温かさが同居する曲調とC.Kのハイトーンがマッチ。
結構ボーカル弄ってあるにもかかわらず、一聴すると気付かない>エンジニアの妙
五曲目「決定的三分間 (The Decisive 3min.)」
まともに聴くと、ライヴの方が断然イイ曲。
ヴォーカルの加工度合いが凄くて歌詞すら聴き取れないんだが、これがキッチリ聞こえてくる。
このあたり、曲の「不味い部分」を目立たせずに「おいしい部分」を際立たせることが出来るようになるのが、このトランス式DAC凄いところ。
六曲目「口にしたLOVE」
タンバリンの音が回るんだが、こいつの高さ関係まで明瞭に「見える」
奥行き感までキチンと表現できている・・・
七曲目「深海」
では3D画像のようなC.K出現?>誇大表現?
このDAC、特に優れているのは、全体の音バランスと表現力。
そして空間再生能力。
原因となるのはタムラ製作所謹製トランスの持つ位相管理能力か?
九曲目「五穀豊穣ROCK」
でもC.Kに対してダメ出し歌い始めのヤバい音程が、ぢつによく判る(苦笑)>良いのか?
一一曲目「New Moon Day」
ヒダカトオルのギター、キーボード、コーラス。
演奏始める時の空気の密度感。
これは今まで感じられなかったもの。
混沌とした中でも明瞭に彼女の声が聴き取れる。
再低音まで下がり切れないC.Kのヴォーカルのアラまでキッチリ表現するという・・・
ヘッドフォンでもイヤフォンでも傾向は変わりません。
ヘッドフォンアンプさえもドライブする勢いが加わった感じ。
一度体験すると、音楽聴きたくなること請け合いです。
音質向上度からするとDAC本体を上回りますね。
凄い・・です。