大友啓史の役者論 映画『るろうに剣心』1 #栗山千明
池袋コミュニティ・カレッジで行われた「大友啓史の役者論 映画『るろうに剣心』」に参加して参りました。
C.Kふぁんには既にお馴染みの「ハゲタカ」や「龍馬伝」「白洲次郎」あるいは「六番目の小夜子」で共演の山田孝之クン出演の「ちゅらさん」「深く潜れ〜八犬伝2001〜」(小西真奈美と鈴木あみダブルヒロイン!)等の作品を演出された大友啓史監督。
震災直後にNHKを「脱藩」し、今回「るろうに剣心」でワーナー・エンターテイメント・ジャパンより単独監督デビュー?
はたして彼の役者論は如何に???
実は私、映画「ハゲタカ」にエキストラ出演してまして、これが結構なシーンいただきまして・・エヘ(*^^)v(苦笑)
そういう意味からも今回のセミナー色々と考えさせていただいた部分は大きゅうございました<どういう意味だ?
最もなるほどなぁ・・・と納得したのは
役者とは・・役を演じる人々<当たり前か?でも、私達って結果に目が行きがちで、やれ感動を与えたいとか大層なこと考えがち。
そして、そこに行き着くまで(大友監督言うところの「空気をまとっていく」)にはそれぞれの役者さんそれぞれの方法があるそうです。
思い出したのが、C.Kが衣装であるとか髪型や化粧から役柄に入っていくという発言を常々していたこと。
「空気をまとう」にはそういう方法もあっていいんだよなぁって率直に思った次第です。
【大友監督講演会メモ】剣心の衣装などにもこだわりぬいた。頬の傷もミリ単位で。扉絵などを参考に、でも、リアルさも考えつつ(例えば、人斬り時代、暗殺時に赤い衣装だとまず見つかっちゃうからダメだろう(笑)とか)様々なアイデアを出した。しかし、1番の「るろうに剣心」のファンは→
— みいすけさん (@misuketkr) 9月 9, 2012
→剣心を演じている佐藤健自身。そのファンである彼をも裏切らないものにしようとした。あるいみ、佐藤健くん自身が試金石だった。
— みいすけさん (@misuketkr) 9月 9, 2012
雰囲気や空気を具体的に定義してやることで、「外堀から埋めていき」役者さんに役柄の空気をまとっていくように誘導することこそが仕事なのだという事でしょうか?
そこはやはり工夫のしどころの様で、イメージの共有のためのCGの見事さ!
お金と手間と時間を掛けて方向性を定めていくことに多大な労力を割き「100のうちの2か3」の確率で材料を提供していく。
映像を作る作業とはなんとも地味な報われない作業の連続と納得いたしました。
SWITCH Vol.30 No.9 特集:『るろうに剣心』が斬り開く世界 by G-Tools |