『栗山千明の新月朗読館』感想(酷評也)
多分私のblogで最も辛口の批評となることをお許しくださいませ<(_ _)>
『栗山千明の新月朗読館』無事終了いたしました。観ていただいた皆様に喜んでいただけて本当によかった。あれだけ難しい原稿をあのクオリティで読み上げてくださった栗山さんは女神でした。
という事にも反することお詫び申し上げます_(_^_)_
まずもって、プロじゃないだろ!
カミカミの朗読ってのはライヴじゃありえないだろ?
同情すべきことと考慮に入れるべきことはダース単位であることは百も承知の上で苦言を申し上げまする。
歌のライヴじゃ取り返しも付くけど、朗読のライヴじゃ遊びがないのも折込済み!
じゃ、どうするか?
そこは上手い具合に自分の土俵に引きずり込んで餌食にするのが今までの栗山千明流だったじゃないか?
今回それを笑いという「逃げ」で済ますのはあんまりじゃないかな?
前半戦はそれでも何とかなったけど後半戦メロメロやったやん?
それって読込不足の批判を浴びても仕方ないと思うよ。
いくら京極夏彦の原作が読み難くてもそれを表に出しちゃあ負けですよ。
いくら「姑獲鳥の夏」で大人4人掛りで取り組んでもモノにならなかったと言ってもそれを言っちゃ負けだよ。
姑獲鳥の夏 京極堂BOX (完全限定生産) [DVD]
京極夏彦
この時のキャストは
安和寅吉(和寅) - 荒川良々
だからね・・・
日本俳優陣で上から何番目の方々をもってしてカミカミ寸前って台詞の多さ・難解さってのは短編であろうと変わっていないし(苦笑)
しかも、同じセンテンスいくつ出てくるんだよ!
おいら嫌だよ!
読めって言われたら逃げ出すよ、コレ(苦笑)
「よく判んなかった~」
と近くの席の女性陣が言ってたけど、それも道理で、京極の作品て「よく判んない」のが面白いのさ。
やはりそこを前面に出すべきだったと私は思うよ。
「よく判らないけど・・・・」
だったら勝ち。
でも、今回は
「よく判らなかった~」
で終わったから負け。
挑んだ壁が高かったと思う。
彼女以外だったら多分もっとメロメロってか出来なかったと思う(白状すると自分は絶対にこの作品の朗読は嫌だ)
ただ・・・数か月、数年、十数年、数十年・・・・・後の再びのリベンジに期待する!